豪雪地の季節はドラマチックに変化する。 濃厚な緑がまぶしい夏、一気に色づく秋、全てを真っ白に覆う豪雪の冬、そして静かな冬から、少しずつ音が戻り、命のかがやきに溢れる春。
くらしの中に、突然おとずれる特別な瞬間。 心がうごき、こわばった体がゆるむ。
私たちの干し芋づくりは 雪の止まぬ日々に気持ちが沈んでいたとき、農業の師匠から 「おい、お茶飲んでかねぇか」と声をかけられたことから始まった。 あの日、この雪が春には芽吹きの源となること、時間をかけて豊かさへと変わることを教わった。
雪国農業の特別を、 濃厚なさつまいもの味がする、干し芋にうつしとる。 山から吹く風に乗せて、冬を越すあのひとの心をあたためますように。
芋は土を選ぶからこそ、畑を厳選
さつまいもは土壌元来の力によって味が大きく左右される難しい作物。日本一の河川・信濃川から隆起した山地。
収穫後、約2ヶ月の熟成
掘りたてのさつまいもは水分が多く、あまり甘くはありません。収穫後、雪が降る直前の寒さにじっくりあてて熟成させ、糖度16度以上に達したもののみ加工します。
有機物をたっぷり入れながら、 農薬を使わず栽培
土を育てることを重視し、土そのものの力を引き出しながら、自然との共生を大切にしています。
職人技から生まれる丸干し芋
丸干し芋は蒸してとろとろになったさつまいもを、丁寧に皮をむき、3日かけて干しあげる職人技が結集した繊細な商品。人の手だからできる価値を大切に。
on note
噛むたび広がる、特別なじかん
豪雪が生む、噛むほど広がる濃い味
豪雪によって生まれるミネラルたっぷりの雪解け水を含む畑。さつまいもに旨みを与える奇跡の産物。
やさしい羊羹のような、新しい食感
絶妙な蒸し・干しをその日の気候や芋の状態に合わせ、職人による微調整をし新しい食感を追求。
「さつまいもの味がする」
2013年から販売し続けて、お客さまから一番よく言われた言葉です。 さつまいもは大地のありようをうつす作物。豪雪によって生まれるミネラル、夏の夜の寒暖差により凝縮される旨み。雪国の天空の畑という環境が、濃厚なさつまいもの味を生み出していた。自然環境の授かりものを、私たちは農業者として大事に守り、届けます。
Yuki no hisya
雪の日舎
プレミアムな干し芋ブランド「雪の日舎」。 雪の日々、「お茶飲んでかねぇか」と声をかけてくださった農業の師匠に救われたのをきっかけに、2013年「雪の日みやげ」として誕生。雪国農業の特別を、濃厚なさつまいもの味がする干し芋を通じてお届け。
on note
women farmers japan
里山農業を、心うごく世界に
women farmers japan(ウーマンファーマーズジャパン)、略してwofa(ウーファ)。世界有数の豪雪地・新潟県十日町市で活動する小さな農園。さつまいもの栽培、干し芋をはじめとした加工、チャレンジ加工所の運営、こども農具の販売、女性農家コミュニティの運営を通じて、サステナブルでワクワクする里山農業を目指しています。