「山清水米みんなの棚田」のなかま募集!
《棚田オーナー募集のお知らせ》
2018.05.23
今年は、田んぼへ行こう
こんにちは。水沼です。
皆さんは普段食べているお米が、どのように作られているかご存知でしょうか。
「米」という文字は「八十八」という文字からきていると言われています。
お米が食べられるようになるまでに、88回もの手間がかかるという意味を持っているそうです。
とはいえ、私も十日町市に移住するまでは、お米がどのように作られているかよく知りませんでした。
十日町市に来てからは、お米が大切に手をかけて育まれる環境を目の当たりにして、
今まで以上に一粒も残さずに、大事に食べたいと思うようになりました。
今回は私が十日町市で体験したように、皆さんにももっとお米や育む人たち、環境との距離がぐっと近くなるような体験をしていただきたいと思い、「棚田オーナー」のお知らせをさせていただきます。
「山清水米みんなの棚田」のなかまをNPO地域おこしが募集しています。
雪の日舎も活動している池谷・入山集落で棚田で、「山清水米みんなの棚田」のなかまをNPO地域おこしが募集しています。
新潟県十日町市池谷・入山集落のブランド米「山清水米」を一緒に作るなかま(オーナー)になっていただく制度です。
毎日食べるお米を身近に感じられる時間をともに味わう。
この機会にぜひ、一緒に田んぼに出かけませんか。
こんな方におすすめです
・休日に気兼ねなくリフレッシュできる場所が欲しい
・自然の中で、作る喜びを味わってみたい
・子どもに食べ物がどうできているのかを、学んでもらいたい
・職場のメンバーで、日常を離れた場で共同作業を通じたチームビルディングをしたい
・棚田の保全に少しでも関わりたい
作業ついては、ご自身のペースで関わっていただけます。
また、田植えや稲刈りはイベント形式で開催します。
それ以外の作業はご都合の良い日に来ていただき、一緒に作業を行います。
また、頻繁に通うことが出来ない方でも必要な管理は、私たちがサポートさせていただきますのでご安心ください。
あなたと一緒に、棚田を守りたい
私たちが棚田を守りたい理由は、3つあります。
日本の国土の70%を占める山地。
棚田は山間部にあることが多く、森林と同じように土地に水を蓄える機能があります。
田んぼを手入れをすることによって、洪水や土砂崩れをなどの災害を防ぐことができます。
棚田がある場所は豊かな自然が残っているところが多く、絶滅危惧種と呼ばれる生き物が多く生息しています。
いまでも、土側溝の管理をしていると、太い土壌や沢蟹サワガニが顔を出します。
数少ない豊かな生態系が田んぼの周辺部では育まれ、私たちはその景色を守りたいと思っています。
かつて、農作業は家族や親戚など、たくさんの人数で行われていました。
むらのひとからは、「むかしは田植え、稲刈りの時期は、山がとってもにぎやかだった」と聞きます。
ところが、中山間地の過疎化は進み、保全できる人が少なくなりました。
ぜひ、私たちと家族のように楽しみながら、一緒に棚田を守って頂けると嬉しいです。
より良い地域を未来に残すためにも、私たちに棚田を守る力を貸していただきたいのです。
棚田オーナーの制度について
作りたいお米とお好きなコースをそれぞれ選んでいただけます。
●特別栽培米…化学合成農薬・化学肥料の窒素成分を慣行レベルの5割以上削減して生産したお米
●農薬不使用米…農薬・化学肥料を使わずに栽培し、「はざ架け」により天日で自然乾燥をしたお米
小口コースは10,000円、標準コースは35,000円です。
棚田で採れた配当米の他に、「NPO法人地域おこし」から農産物・特産品を年2回プレゼントとイベントが割引価格で参加できる特典がつきます。
詳しくはこちらをご覧ください。
申し込み方法
NPO法人地域おこしのHPよりお願いいたします。
HPはこちら→http://iketani.org/event/minnanotanada/
また、どなたからのご紹介でしょうか?の欄に下の画像を参考にしていただきながら、
「その他友人・知人」にチェックと、上記のご紹介者の氏名の欄で「雪の日舎」と記入して頂けると幸いです。
皆様と田んぼでお会いできる日を、楽しみにしています!
水沼 真由美
1994年、神奈川県横浜市生まれ。法政大学現代福祉学部卒。2018年3月に新潟県十日町市に移住。スノーデイズファーム(株)で新社会人としてスタート。働きながら社会福祉士を目指して勉強中。