雪の日舎
新米まゆみの奮闘記

できないことは伸びしろだと信じて、前に進む

2018.07.13

初めて迎える農繁期

5月になり、農繁期がやってきました。
農繁期と聞くけれど、仕事として農繁期を迎えるのは初めてでした。

 

一体どんな毎日になるだろうというドキドキな気持ちと、乗り切れることができるか不安な気持ちと共に農繁期を迎えました。

 

 

 

始まりは田んぼのメンテナンスから

田植えをする前に、まずは田んぼのメンテナンスから。
肥料をまいたり、草刈りをしました。

 

肥料まきは20キロを超える肥料袋を、「よいしょ!」と気合を入れて背負い田んぼへ。
「シャコシャコ」と心地よい音で肥料を田んぼにまきます。

 

そして田植えがしやすいようにするための大事な草刈り。

 

「ふー、終わった!」と思って草を刈った跡を見返すと、
周りの綺麗に草刈りされている田んぼと比べれば、一目瞭然。
今シーズン初の草刈り見事な虎刈りからスタートしました。

 

 

 

 

田植え1年生、雪の日舎応援団に見守られて

田んぼのメンテナンスが終わり、ついに田植えに。

 

「よし、頑張るぞ」と気合を入れて田植えに臨んだ2日間。
山の中の田んぼはいろんな形をしていて、植え方もそれぞれに合わせて考えます。

 

田植えが終わってから、田植え機をゴトゴトと走らせる山道。
そこから見える田んぼに植えられた稲は、とても真っ直ぐとは言えず、落ち込みました。

 

そんなとき、ふと思い出したのは田植えの間ずっと見守ってくれていた人たちの言葉と姿でした。

 

「曲がるのは仕方ない、最初はそんなもんだ」と言ってくれた地域の方、

初めての田植えに、畔で微笑んで応援してくれていた佐藤家。

 

田植えの間は、佐藤ファミリー、地域の方が畔から雪の日舎応援団として見守ってくれていました。私にはこんなに素敵な応援団がいる。また来年、頑張ってみよう、そう思えたのです。

 

 

 

みんなで乗り切った農繁期

初めての農繁期は、わからないこと、できないことだらけの毎日に戸惑うこともたくさんありました。
それでも一人じゃない。雪の日舎として作業する日々に頑張ろうと思えたのです。

 

今年は、田植え機に乗れるようになった、それも一歩前に進めたこと。
できないことは伸びしろだと信じて、また前に進んでいきたいです。

水沼 真由美

水沼 真由美

1994年、神奈川県横浜市生まれ。法政大学現代福祉学部卒。2018年3月に新潟県十日町市に移住。スノーデイズファーム(株)で新社会人としてスタート。働きながら社会福祉士を目指して勉強中。