【INFO】いろんな方々のお力をお借りして、ブランドロゴができました「面白い仕掛けが、たくさんのロゴなんです」
2019.02.26
こんにちは。
今日も雪ふる十日町より、佐藤です。
このたび、私たちスノーデイズファームが雪国からお届けするブランド「雪の日舎」(ゆきのひしゃ)のロゴができました!
商品だけでなく、じかんや、価値観や、目に見えないものも含めてお届けするブランドロゴ。
実は、制作過程では、LINE@にご登録いただいている方にもご意見を伺い、何度もブラッシュアップいたしました。
今日は、そんなロゴのご紹介をしたいと思います。
くらし、しごと、こそだての交わるところから、豪雪農業のうむ「はぐくむ力」を届けたい
まずはこのみっつの形。
左から、雪の結晶のかたち、輪と太陽のかたち、おうちのかたち、を表していて、
それぞれ、くらし、しごと、こそだてを表現しています。
■「雪の結晶のかたち」をしごとに
…農業が生む目に見えない大切なものを、形にしてゆく私たちのしごと。
たくさんのものを吸収しながら、様々な形の結晶をつくる雪の形に「しごと」の思いを込めて
■「まるのかたち」をこそだてに
…まあるく繋がり、こどもたちを見守る人々、つながる人々、それらをあたたかく見守る太陽を、○の形に込めて
■「おうちのかたち」をくらしに
…わくわくの生まれる場所、ひとの集う場所、家族との場所、私たちが大切にしたい拠点を、家の形に込めて。
このしごと、こそだて、くらしの3つ全てつながった場所から、ものづくりをしていこう。
こどもたちがわくわくしながら、小さな手でぎゅっぎゅと丸める雪玉のように、その先にこどもたちの笑顔が見えるものを。
そんな思いを込めて、3つの形を、こどもたちがつくる雪玉のような、手書きのフォルムにしました。
商品が生まれた場所が、わかる仕掛け
そしてこのロゴ、面白い仕掛けがあるのです。
この雪国で、くらし・しごと(農業)、こそだての交わったところから、自分たちがほしいと思うものをつくることをまずは大事にしているのですが、その商品が生まれた一番最初の出発点が、「くらし」なのか「しごと」なのか「こそだて」なのか、わかるようなロゴにしました。
しごと、つまりわたしたちのベースである農業、土に近いところに向き合うなかで生まれたものは、「しごと」のアイコンが。ピカッ。
こそだて、つまりこの雪国の農村でこどもをはぐくむなかから生まれたものは、「こそだて」のアイコンが。ピカッ。
くらし、つまり雪国・農村でくらし、地域の人たちの交わり、文化と交わり、そのなかから生まれたものは、「くらし」のアイコンが。ピカッ。
そうやってようく私たちの商品を見てみると、面白いかもしれません。
ちなみに干し芋はなにから始まっているかわかりますか?
よく見てみてくださいね。
「くらし」!ですね。
豪雪の冬に、「お茶のみの文化」に触れ、
雪の日に、ひとをつなぐお茶のみの文化が続いてほしい思いから始まり……
私たちの農業、大切に地域のひとがはぐくんできた「さつまいも」、「土から産まれるものをお土産に」という思いにつながり……
そして、小さなこどもから、ご高齢の方まで多様な世代が同じテーブルで過ごせるあたたかい時間を思い浮かべ……
くらしからはじまり、しごと、こそだてと混ざり合いながら生まれていった干し芋さんです。
「これは、『生きる』なかの、どこから生まれたのだろう」と、ぜひ思いを馳せてみてくださいね(^^)
ロゴができるまでの舞台裏…ひたすら「わたしたちの軸はなんだろう」を話す日々
さて、そんなロゴ。
私たちは業としての農業を繋げたいだけでなく、
それらがうむ生き方や文化など、その本質を繋げたいという思いがあるからこそ
食べ物の商品以外にも、雑貨や作業服など、いろ〜〜〜んな商品があります。
私(佐藤)は意外と納得感をもって、ほしいものをいろいろ作っていたのですが、
他人からは、説明がないと、しっちゃかめっちゃかのようでした(汗)
そんなとき、
「雪国こどもおやつ」の開発でお世話になっている6次産業化プランナーであり、食の高付加価値研究所の椎葉彰典さんと、なんどもなんども、わたしたちはなにもので、なにを軸にしていくのかを整理する作業をしてきました。
散らかっている私の頭のなかの大掃除に、何度も何度も付き合っていただきました。
「こどもおやつ」の商品開発のなかでも、何度も励ましていただきました。
思いを形にしてくださったアドハウスパブリックの白井さん
そうやって生まれたばかりで、まだおぼろげなかたちの「ことば」たちを携えて行った先は、
私たちの干し芋もデザインしてくださったアドハウスパブリックさん。
アドハウスさんには、もうしっちゃかめっちゃかどころか、
まだスノデチームが2人だけの頃からいろんな相談に乗っていただいておりました。
アドハウスパブリックの白井さんがつくってくださった「雪の日舎」のブランドイメージは全て、手作りの消しゴムはんこ!!
これを見た瞬間に本当に本当に驚き、(失礼ながら)プロだ・・・と感激しました。
こんな多様な植物や生き物が作物が共存するワクワクワールドのなかで、
はたらき、くらし、こそだてしたいという思いを、叶えてくださっていました。
そして、
こちらの丸干しのギフト箱である、雪原ボックスも、白井さんデザインです!
こちらもおうちの形や、動物のあしあと、そして雪原かと思いきや、芋のかたち・・・と面白い仕掛けがたくさんのギフト箱。
こだわりや思いはこちらでお読みいただけます→蜜ほしいものプレミアム丸干し
初めてご相談したときから、私たちもいろいろと変化をしてきて、そのたびに一緒に悩んだり、アイデアをいただいたりしていたのですが、
今回のロゴも、たくさんの思いを素敵な形にしてくだいました。
本当にありがとうございました!!
みなさまと一緒にそだてていきたいです
そうしてかたちになったた「雪の日舎」ロゴ。
たくさんの案が出て、やっと2案に絞られたとき
それでも「うーん、どっちだろう・・・」と悩んでいました。
最終的には、一緒にロゴをそだてていく方たちに聞いてみよう!と
LINE@にご登録いただいている皆さまにもご相談させていただきました。
たくさんの返信をいただき、
嬉しい言葉もあり、その言葉たちをもとに何度も何度も向き合い、ブラッシュアップしました。
小さな想いを、形にする。そしてそだててゆく。
その作業を、たくさんの人たちとともにできる喜びを感じた出来事でした。
ぜひ、雪の日舎ロゴを、これからもよろしくお願いいたします!
佐藤 可奈子
株式会社雪の日舎 代表。1987年、香川県高松市生まれ。立教大学法学部政治学科卒。大学卒業後、新潟県十日町市に移住、就農。「里山農業からこころ動く世界を」がテーマ。著書「きぼうしゅうらく〜 移住女子と里山ぐらし」